Bentleyは、カーボンインパクト解析を新規および既存のインフラ資産の設計プロセスに体系的に組み込み、3D視覚化によりエンボディドカーボンレポートの作成を簡素化します

(ビジネスワイヤ) -- (Bentley SystemsのYear in Infrastructure 2024)– インフラストラクチャエンジニアリングソフトウェア企業である Bentley Systems, Incorporated(Nasdaq: BSY)は本日、持�可能なインフラに向けてカーボンインパクトを評価および削減するための新しい Carbon Analysis 機能を iTwin Experienceで一般提供することを発表しました。 新しいCarbon Analysis機能により、カーボンレポートの作成が簡素化し、エンボディドカーボンが簡単に視覚化されるため、インフラエンジニアは速やかに代替案を検討して設計を改善できるようになります。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20241009602581/ja/

BentleyのCarbon Analysis機能の例: レポート作成用にエンボディドカーボンを共通のコンポーネントでグループ化(写真: Bentley Systems)

エンボディドカーボンとは、資産が建設される前のカーボンフットプリントであり、建設のプロセスで排出される温室効果ガスが含まれます。Bentleyの新しいCarbon Analysis機能は、原材料の抽出から工場出荷まで(「cradle-to-gate」)のカーボンフットプリントを評価します。これがエンボディドカーボンの大部分を占めます。

「現在から2050年までの間に、新しいインフラに関連付られるエンボディドカーボンは、世界中で排出されるカーボンフットプリントの半分を占めると予測されています。インフラの稼働前だというのにです」と、International Coalition for Sustainable Infrastructure(ICSI)のエグゼクティブディレクターであるSavina Carluccio氏は述べています。「世界の排出量に大きく寄与していることを考えると、この分野は、広範囲にわたる脱炭素化と気候変動対策の取り組みの一環として、エンボディドカーボンを大規模に削減するための行動をすぐにでも起こす必要があります。たとえば、バリューチェーンのつながりやコラボレーションを強化したり、持�可能なインフラ設計に新たなデジタルテクノロジーを導入し、炭素効率の高い代替材料の選択と活用を可能にしたりといったことです」

Bentleyの新しいCarbon Analysis機能は、ユー�ーの設計データと選択したカーボン評価ツールをシームレスに統合します。これにより、インフラ担当者は、カーボンフットプリントを設計に直接関連付け、設計のイテレーション全体で影響の変化を動的に確認できます。

「カーボン評価は、グローバルなインフラプロジェクトの標準的な手法であるべきですが、カーボンレポートの作成は容易ではありません」と、Bentley Systemsの最高サステナビリティ責任者であるChris Bradshawは言います。「Bentleyの新しいCarbon Analysis機能を使用することで、面倒なカーボンレポートの作成をスムーズかつ自動化されたプロセスで行えます。インフラ担当者はカーボンインパクトをより詳細に把握し、持�可能なインフラをより迅速かつ簡単に設計できるようになります」

従来、カーボン解析レポートの作成では、サイロ化されたデータの整理、データのカーボン指標への変換、最終レポートの作成など複数のステップを踏むため、手作業が多く、時間とコストがかかります。大規模で複雑なインフラプロジェクトでは、さまざまな関係者、データセット、データ形式、建設資材が絡み合うため、このプロセスはさらに困難になります。

Bentleyの新しいCarbon Analysis機能には以下の特長があり、そのような課題の解決に役立ちます。

  • 材料の定量化を自動化: Bentleyソフトウェアやその他のソースで作成されたプロジェクト、資産データ、ファイル、モデルを自動的に取り込んでデジタルツインに集約し、単一のシンプルなビューを実現します。共通の設計要素をインテリジェントにグループ化し、ワークフローを統合することで、設計ファイルに欠けている正確な材料の体積と数量を自動的に算出し、試算や古いスプレッドシートを排除できます。
  • レポート作成が毎回簡単: ユー�ーが選択したカーボン評価算出ツールとの統合により、ワンクリックで、材料の抽出から工場出荷までの正確なエンボディドカーボンが数分で生成されます。すべてのデータが動的に保存されるため、ユー�ーは設計のライフサイクルを通じて材料の選択を調整し、反復可能なプロセスを簡単に作成できます。
  • コンテンツ内で3D視覚化: 材料の抽出から工場出荷までのエンボディドカーボンを、ライブ3Dデジタルツインモデルでシンプルなクラウドベースのヒートマップとして出力し、即座に確認できます。これにより、ユー�ーは持�可能な設計と材料の代替案を数分で検討し、設計と建設のフェーズ全体で設計の質を改善していくことができます。

環境とサステナビリティ分野のコンサルティングで世界大手のWSPは、昨年立ち上げた Early Access ProgramでBentleyの新しいCarbon Analysis機能を活用しています。

WSPのアソシエイトディレクターであるKelvin Saldanha氏は、次のように述べています。「これまで、設計案のカーボンレポートの作成が大きな課題でした。たとえば、エンボディドカーボンの算出にさまざまな方法を用いるため、プロセスが不透明でした。さらに、あらゆる情報を完全なカーボン評価に変換する必要があったため、時間もかかりました。Bentleyの新しいCarbon Analysis機能によって透明性が高まり、設計チームはボタンをクリックするだけで、設計変更によるカーボンフットプリントへの有意な影響をリアルタイムで算出、解析、報告できるようになり、フィードバックループが数か月または数週間から数日に大幅に短縮しました」

提供�況 Bentleyの新しいCarbon Analysis機能は、iTwin Experienceのユー�ーであれば追加料金なしですぐにご利用いただけます。EC3やOneClickLCAなどのカーボン評価算出ツールのユー�ーは追加のライセンスが必要です。ライセンスはご利用のベンダーから直接取得できます。

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Bentley Systemsについて Bentley Systems(Nasdaq: BSY)は、インフラストラクチャエンジニアリングソフトウェア企業です。世界経済と環境の両方を�持しつつ、世界のインフラを前進させる革新的なソフトウェアを提供しています。業界をリードするBentleyのソフトウェアソリューションは、専門�やあらゆる規模の組織によって、道路・橋梁、鉄道・輸送、上下水道、公共事業や公益事業、建物やキャンパス、鉱業、産業施設の設計、建設、運用に活用されています。インフラストラクチャデジタルツイン向けのiTwinプラットフォームを搭載した当社の製品には、モデリングとシミュレーション用のMicroStationおよびBentley Openアプリケーション、ジオプロフェッショナル向けのSeequentのソフトウェア、プロジェクトデリバリ向けのProjectWise、建設管理向けのSYNCHRO、資産運用向けのAssetWiseを�羅するBentley Infrastructure Cloudが含まれます。Bentley Systemsの5,200 名の社員は、194か国で年間10億ドル以上の収益を生み出しています。

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